いつも注目の基調講演
ことしのテーマは電子出版と
近未来ショップづくり
PHOTONEXTで注目されるのが基調講演。21日に電子出版の最新情報をインプレスR&D井芹社長が、22日にはプラザクリエイトの大島社長が新しい写真ショップ展開について講演します。聞き逃せません。
6月21日[火]の基調講演 … 午前11時

電子出版時代の写真その可能性
井芹昌信
㈱インプレスR&D 代表取締役社長
電子出版の分野では伝説的人物ともいわれている井芹氏が、PHOTO NEXTに登場します!
21日の基調講演は、電子出版をテーマにした電子情報誌「On Deck(オンデッキ)」の発行人にして業界のオピニオンリーダーである井芹氏が、電子出版の今後、また写真との関係、可能性などについて展望します。
インプレスR&D社では現在、「On Deck」を第5号まで発行していますが、先日、5号分の注目コンテンツを再編集した紙版のムック「電子出版への道」を全国有名書店で発売しました。電子版が先にあり、後からコンテンツを再編集して紙版発行したことについて井芹氏は、「おそらく世界初の試みだろう」と述べています。ではなぜ、上記のような試みを行ったのでしょうか。それは新たなビジネスモデル構築の布石でもあるのです。始めから紙版を出版することは、コストなどの面でハードルがあります。そこで、電子版との連携での紙版発行や、オンデマンドによる1部からの販売にも対応できるシステムも含めた、トータルでのビジネスモデルが模索されているというわけです。
同社は先日、東日本大震災関連情報を編集した「On Deck」特別号を発行しました。これは世界各地で行われている支援イベントやチャリティ活動などの記録、写真を集めたもので、外務省や各国の日本大使館、日本人会などに協力要請。まとめた支援活動の様子を、電子書籍として被災者に届けたいと考えています。たとえば避難所などで不便な生活を強いられている人々は、テレビも新聞も雑誌も、満足に手にすることができません。つまり支援活動情報本などは、被災者に行き渡らせることが難しいと言えます。そこで、電子書籍。インターネットがつながっていればダウンロードできるし、そうでない環境の場合、プリントアウトして配ることもできます。紙版の本や雑誌を多部数用意するのは難しいけれど、電子書籍ならば、きれいなものを何枚もプリントアウトすることができます。写真もくっきりと、見ることができます。「このような大きな可能性を、電子書籍は持っている。さらに、こうした試みが、次のアイデアやビジネスモデルへの布石となる」と井芹氏は述べています。
新たなビジネスモデルや、電子書籍と写真との関わりなど、さまざまな可能性を展望するこのたびの基調講演、必聴です!
6月22日[水]の基調講演 … 午前11時

プラザクリエイトの新挑戦
大島康広
㈱プラザクリエイト 代表取締役社長
写真店は、これからどんな道を歩んでいくのでしょうか。
サービスサイズのプリントは、ますます減っていくいっぽうです。それでも写真店は、プリントサービスをやめることはできません。売上の多くを占めるプリントに代わるサービスは存在しないのです。写真館が撮影をやめるというのと同じことです。
では、どうやって生き残っていけばいいのでしょうか。明確な答えはありません。ただ、確実に言えるのは、「新たなトレンドへの対応」です。
写真ビジネスのなかで突きつけられた課題に真正面から向かい合う大手写真チェーン・プラザクリエイトの大島康広社長は、「いま中心となっている商品は、5年先、10年先には、大きく変わっている可能性があります。それでも写真業の未来は明るいものと信じたい。そのために当社は、お店づくりをはじめ、さまざまなことに取り掛かっています」と語ります。
例えば、いまスマートフォンが人気です。こうしたユーザーを取り込むには、どういった対応が求められるのでしょうか。いっぽう、写真業界が一丸となって盛り上げようとしているフォトブックは、消費者にどんなアプローチが必要なのでしょうか。さらなる普及に向けてネックとなる課題は何でしょうか。
写真店を取り巻く環境は厳しく、問題が山積みになっているのが現状です。しかし、やるべきことがたくさんあるのも事実です。パレットプラザや55ステーションといった写真チェーン、また子供写真撮影を中心としたスタジオパレット、ブライダル展開を行うプラザハート、さらには付加価値サービスを大々的に提案するフォトネットなど、さまざまな分野で一層躍進していくために、総合力を高めて次代のフォトビジネスへ挑戦するプラザクリエイト。「PHOTO NEXTが開催される6月頃にも、いま考えていることが何らかの形で発表できるかもしれません」と大島社長。6月22日の基調講演で、同社の考える写真小売業のNEXT展開が公開されます。
